「お米が高すぎる!なぜ?どこへ行ったの、備蓄米!〜価格高騰の理由とこれからの見通し〜」

雑記

「えっ!?お米が5キロで6000円超え!?」
スーパーで価格を見て、目を疑った方も多いと思います。
去年(2024年)の夏頃から続くお米の値上がりは止まる気配がなく、今では“高級食材”と言われるようになりました。

そこで今回は、なぜここまでお米が高くなってしまったいるのか?
「備蓄米が放出されたはずなのに、なぜ値下がりしないのか?」
そして、今後私たちの食卓にどんな影響があるのかを、消費者目線でわかりやすく解説します。

出典:備蓄米、政府が高値買い入れ TPP対策に食品業界反発 – 日本経済新聞

❓なぜお米の価格がここまで上がっているのか?

主な理由は以下の3つです。

  1. 不作による供給不足
     近年の猛暑や天候不順により、お米の収穫量が全国的に減少しています。特に2023年は、地球温暖化による影響で「品質の低下」と「収量減少」が深刻でした。
  2. 需要の急増
     お米離れが進んでいた一方、物価高の影響で「主食は米で節約しよう」と考える家庭が増え、急に需要が回復。それに供給が追いついていません。
  3. JA全農による備蓄米の落札集中
     政府が市場安定のために放出した“備蓄米”の大半を、実はJA全農が買い占めている状態。そのため、私たち一般消費者の手に届く前にストックされ、小売業者に回ってきていないのです。

🛟備蓄米って本来は「困った時の助け舟」なのでは?

本来、備蓄米は「災害」や「価格高騰」など、市場に異常が起きた際に政府が放出して、価格や供給を安定させるための制度です。

しかし現在は、その備蓄米の多くが大口業者(とくにJA全農など)に大量に落札され、一般流通にはほとんど出回っておりません。これでは、私たちの食卓を守るどころか、価格安定の役割も果たしていません。

🛒スーパーではこれからどうなる?

農水省関係者や流通業者の見通しでは、「5キロ=2000円台に戻ることは、少なくとも当面ない」と言われています。理由は以下のとおりです。

  • 来季の作付けにも不安(資材・肥料価格の高騰)
  • 備蓄米放出が小売に届かない構造が変わっていない

つまり、スーパーなどで手に入る「普通のお米」の価格は、当面3000円〜4000円台が続く可能性が高く、安くなったとしてもそれは“例外的”なケースになりそうです。

💡わたしたち【消費者としてできること】

  1. セールやネット購入を活用する
     一部のスーパーや通販では、地域限定でセールを行っている場合があります。
    価格比較は必須となります。
  2. 無名ブランドや地元産を試してみる
     有名ブランド米は高騰しやすいので、地元の小規模農家が作るお米や、聞き慣れない品種を選ぶと割安な場合があります。
  3. 米の備蓄を見直す
     今後も高止まりが続くと予想されるため、冷暗所での保管を前提に、多少まとめ買いしておくのもいいでしょう。

🍚【まとめ】

私たちの食卓に欠かせない“お米”。
「高すぎて手が出ない!」と思う日が来るとは、数年前には想像もしなかった方が多いでしょう。筆者もその一人です。

ですが、価格高騰には確かな理由があり、構造的な問題が複雑に絡み合っています。
もはや「備蓄米って本当に私たちのためのものだったの?」と、消費者として声を上げることも必要になってきています。

米は日本人の家計に直結する問題だからこそ、賢く商品を選び、情報を正しく見極め行動することがより一層大切になります。

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